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中央式太極拳は南京中央国術館副館長【陳冸嶺老師】により編纂された南京中央国術館正宗太極拳
を起源とする、古式総合太極拳です。
気の武術の奥義は、これ即ち 健康長寿の奥義。
今日、太極拳の医学的健康効果は多くの医学論文で実証されてます。
先ずは気を感じる事から始め、自身の免疫力、自然治癒力を高めましょう。

2015年7月20日月曜日

立禅の感覚 「自分」に回帰する一歩

台風一過の日曜日は総会。主に秋の大演武会に向けての打ち合わせです。
午後からは李老師の講義の予定がありましたが、今日はお忙しいため時間は短め。


李老師曰く、
「王樹金老師は"身体"しか動かしてなかったよ」
腕がちょいっと出れば相手が飛んでいく。

動き出せばすべてを弾き飛ばす「肉弾」と化していた王樹金老師ですが、あの体格をみれば納得です。




李老師が「やはりまだ手が、腕だけが動いている」という指摘がありました。
本来ならば緩やかに動かねばならない太極拳が
「速い運動」になってしまっている現状を改める必要があると思います。

立禅の感覚をもって、やるようにとのこと。
どうしても「肩から動かす」肩先の運動に留まっている。
立禅の感覚・・・それは、自分の身体との対話です。





ゆっくり動くことは「自分」の筋肉、骨、血、はては細胞に至るまでを感じます。
それは自分の身体の確認作業とも言えるでしょう。
本来の「自分」に戻るための大事な行程です。
他の誰でもない自分自身の肉体なのです。



現代の社会は心身の不調和を招く誘惑や阻害で満ち溢れています。
環境や宣伝に振り回され、他の視線ばかりこだわり、心身ともに「自分」を見失っていく中で、
自分の中心に戻るための功夫が必要な時代であるといえましょう。

とにかく世間では「速度」を要求される中、太極拳では「誰よりもゆっくり」が求められます。
自分に絡みついた既成概念をぶち壊し、自分に回帰する第一歩といえましょう。

時計の歯車をクリ・・・クリ・・・とゆっくりゆっくり回していくような感覚。
深い深い呼吸、じっくりと気とともに降ろしていく重心、緩んでいく関節。
周辺視野で目を束縛から解き放ち、こわばった顔もほどけていく。気を循環させていく。

自分が持っている本来のエネルギー、生命力を呼び覚まします。





2015年7月18日土曜日

古流柔術 対 空手



太極拳とは関係ありません(笑)。

掲示板でも書きましたが、7/18に開催の「巌流島・検証2」という格闘技大会に
「古流柔術」の選手がエントリーしています。当会としても応援しております。


ということで、有名な「グラップラー刃牙・最大トーナメント編」から
あのシーンを。





空手家・愚地独歩 対 "達人"渋川剛毅 ダイジェスト



渋川先生の若き日の回想が省かれているのが残念です。


↓大まかな流れ。


試合開始。

両者、対峙。

渋川先生が先手。
思わず反応してしまった独歩を合気でふっとばす。

独歩が様々な攻撃を繰り出すが、ことごとく返される。

独歩があることを思いつき、攻撃をやめる。
渋川先生が喋りながら後ろに回り込み、攻撃。

独歩、「菩薩拳」で反撃。「意」のない正拳突きのため、渋川先生でも見切れない。
「殺意・敵意のある攻撃なら いくら速くても目じゃねえが、
 こうも意を消されちゃぁなぁ・・・」


立ちあがった渋川先生が「なめんじゃねぇ!小僧」

呆気にとられた独歩の腕を取り、ぶん投げる。

お互いにダメージは重く、休憩。

ふたたび立ち上がり、最後の一撃を放つために
間合いを詰める。

独歩が先に「菩薩拳」。
食らいつつも、合気で返す渋川先生。

決着。



渋川先生のモデルは「塩田剛三」。作者は塩田先生とたびたび交流がありました。
なので渋川先生は「渋川流柔術」ですが、どちらかといえば合気道家的な立ち位置ですね。



世へのアンチテーゼとして「達人は保護されているっ」と云い切り、
夢想する「達人像」を否定しつつ、期待を裏切らない「達人」として描ききった板垣恵介。
格闘漫画としてはこれ以上ないくらいのものでしょう。
「刃牙」シリーズは、格闘・武術を「概念」として描いているのが特徴だと思います。



こちらが本放送。お時間のある方はどうぞ。
独歩対渋川先生は27:02~44:45



師匠である御輿柴喜平(植芝盛平がモデル)と立ち合い、印可をもらう回想シーンはこちらから。
36:00~39:05



こういうやりとりがたまりませんね。

武人とはかくありたいものです。

2015年7月17日金曜日

颱風(たいふう)

本日は台風の最中の練習となりました。
当会は台風でも盆暮れ正月でもわりと無関係に練習があることが多いのは
肥後橋教室時代からです。
さすがに人も少なく、久々に話に花が咲きながらのスワイショウになりました。

そこかしこで台風の影響があり、これから本格的になってくるかと思います。
自転車などでの転倒も危惧すべきところですね。


奇しくも、7月16日は旧暦でいう6/1。下半期の始まりですね。
しかも新月で大潮の日。気温、湿度、気圧だけでなく、ありとあらゆる変化の中にいます。
これはかなりキツイ人もいるんではないかと思います。


例の法案も通過したようですし、この台風は日本にとっての色んな意味で「祓いの風」かもしれませんね。


駆逐艦「野分」 大人気「艦これ」より
「野分」は台風の古称です


さて、気候の変化は体調に関係があるのはもちろんですが、
「潮周り」というのは前からちょっと注目してまして、月の満ち欠けなどにも大いに関係があります。
海水も大量に移動しますので気候には大いに影響します。

李老師に教えていただいている「易」というのは、外的環境からの影響・関係性を重く見ます。
外的環境からの刺激・・・つまり、生だの剋だのを見て、自分のあり方・行動を考えます。
「静観」ですね。
そのあたりから興味をもって、機会があればチェックしています。



月齢と樹液の流動の関係性
・・・というのがあるようです


そんな状況の中での練習なので、みなさん大なり小なり抱えている
体調の異変が表に出てきています。
人も少なかったので簡単に気功的アプローチを練習してみました。

眼精疲労、飛蚊症や急性の皮膚疾患、古傷、関節痛など。
けっこう軽減したみたいですね。



そして来週の練習日は「大暑」です。
しかも潮周りは今日の「大潮」の真反対で「小潮」。

でも、教室に来れば元気になって帰れます。
お試しあれ(笑)。