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中央式太極拳は南京中央国術館副館長【陳冸嶺老師】により編纂された南京中央国術館正宗太極拳
を起源とする、古式総合太極拳です。
気の武術の奥義は、これ即ち 健康長寿の奥義。
今日、太極拳の医学的健康効果は多くの医学論文で実証されてます。
先ずは気を感じる事から始め、自身の免疫力、自然治癒力を高めましょう。

2015年4月25日土曜日

肩こりと歩き方

新しく入られた会員さん達の何人かはもう1か月以上経ちました。早いものです。


なんば教室はどちらかといえば基本がメインになるので、套路を早く覚えたいという焦りもあるかと思います。しかし、大丈夫です。基本の立ち方や動き方ができれば、套路くらいなら見ながらでもできるようになります。


女性会員のおひとりに伺ったところ、肩凝りの負担が軽減してきたとのこと。現代では、肩凝りは男性よりも女性の方が深刻かもしれませんね。


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女性を悩ます肩こり&首こり


ヒトの頭部は約5キロの重さがあります。それを常に支えているため、首から肩にかけての筋肉に疲労がたまり、肩や首がこりやすいといわれています。また、女性は男性に比べて首が細いため、男性よりも肩や首にかかる負担が大きく、こりに悩まされる人が多いようです


(中略)
実際にどのくらいの割合の女性が、こりを感じているのでしょうか? 2014年7月に実施した「肩こり・首こりに関する調査」によると、肩と首のこりを経験している女性の割合は、男性の約1.5倍ということがわかりました。
とくに、仕事や子育てに忙しい30代、40代女性の8割近くが肩こりを、6割強が首こりを感じていることが明らかになりました。


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首や肩の筋肉量が男性に比べるとあきらかに少ないところに髪やバストの重さも加わります。ヒールが高い靴を履けば重心・姿勢の変化による負担もあります。
そして、どうしても数々のストレスから身を守るために無意識に首や肩をすくませ気味になる、あるいはすくませるのを止めるために、デコルテラインを無理やり作っているという事もあります。


健康だけでなく美容とも大いに関係のあるコトだけに、見逃すことができません。


練習が始まると、基本の「ダルマ気功スワイショウ」をたっぷりやって全身をゆるめるのですが、
この会員さんも当初に比べるとずいぶんと緩み始め、肩甲骨周りもやわらかくなってきました。
ある程度ゆるめるクセがつくと、たとえ凝ってきても回復しやすい身体になります。


もちろん、太極拳の套路にも無関係ではありません。






もう一人の女性会員さんにも聞いてみました。
つまずきが少なくなったとのことです。以前はちょっとした段差や足のもつれがあったそうです。
また、「ズリズリと足を引きずって歩きたくない」とのことなので、この調子で続けていけばその心配は無用のものになるでしょう。


どうしてもズリズリと引きずり歩きをすると老けこんで見えてしまいます。脚の機能低下は美容・健康ともに悪影響が大変大きいです。
つまずきが少なくなったとのことなので、脚そのものの感覚やバランス感覚が向上。軸がしっかりしてきたのでちょっとしたことで身体がぶれなくなった。そして片足で身体を支えられるようになった。こういった変化が考えられます。




健康によい歩き方ということでいろいろ歩き方が提唱されています。
エネルギー消費が大きいという事で「後ろ向き歩行」があります。


太極拳にも後ろに下がる「倒攆猴(とうれんこう)」という型があります。もちろん基本練習にも取り入れられているくらい重要な型で、これがまた大変なのです。
呼吸、バランス感覚、丹田、体幹の使い方、周辺視etc・・・・・・もちろん段階に応じた要求がされますが、かなり忙しいです。普通の「後ろ向き歩行」で消費されるカロリーの何十倍になるんだろうかと思います。















2015年4月18日土曜日

季節の変わり目と搬攔捶

このところ気候が乱れてますね。

「乱れる」というのもある意味人間の勝手な見方で、天候といいますか、大気などの地球の循環作用ですから
そもそも人間がどうのこうのできるレベルの話ではありません。


人間以外の野生動物は天候が荒れることを察知し、そそくさと姿を消して鳴りを潜めます。

残念ながら「今日は天候がおかしいからさっさと帰ります」なんて話が通じる人はまずいません(笑)。
いや本当に、天候が不順な時はさっさと帰っておとなしくしているのが一番です。
あるいはしっかり練習してさっと汗を流すなどしてリセット&デトックス。



暑い寒いは当たり前として、湿度、気圧とか風向きや風力などの要素は結構心身に影響を与えると思います。
心も体もバランスが崩れてしまいます。そこでは耐久力よりも調整力が大事かと。

調整力の基は何と言っても呼吸ですね。


17日からすでに「春の土用」に入っております。
土用と云うのは四季それぞれにあり、季節と季節の間の過渡期。
古い季節を殺し、新しい季節を生じる、生殺二道の大いなる「土気」の気節です。
春夏秋冬のそれぞれにあり、もっとも有名なのは「夏の土用」。

土用の最中と前後の期間は何だかんだで心身が乱れますね。自分もそうですが、周りもそうです。
自分はどうにかなっても周りがどうにもなりません。
何事につけ大人しくしておくことが吉かと思います。


さて、今週の練習では搬攔捶(はんらんすい)でした。
型の中にも何度も出てくる重要な型なので初心者の人たちも一緒にやりました。

ストレートパンチにならぬよう「拳を置くこと」を大事にしながら繰り返し繰り返しやっていきます。

もちろん左手も大事なのですがこれがなかなか難しい。教えるのも実は難しい。
中級者でもここの感覚がわからないと左手がクチャクチャになってしまうのです。
威力はともかく、意外に形を綺麗に決めるのが難しいのが搬攔捶。

師範のナイスな指導で初心者でもあっさりと形になってしまったのは驚きでした。



その傍らで、姉弟子が楽しそうに「コレでこーやったらええやんっ!」と技をかけてきます。
それを本気でやられたらこちらが死んでしまいます(苦笑)。


まだ少し時間があったのでその後は二手に分かれ、初級チームは搬攔捶をやりながらちょっとだけ形を進みました。



着実な歩みこそがうちの教室の特長です。





季節の変わり目と搬攔捶

このところ気候が乱れてますね。

「乱れる」というのもある意味人間の勝手な見方で、天候といいますか、大気などの地球の循環作用ですから
そもそも人間がどうのこうのできるレベルの話ではありません。


人間以外の野生動物は天候が荒れることを察知し、そそくさと姿を消して鳴りを潜めます。

残念ながら「今日は天候がおかしいからさっさと帰ります」なんて話が通じる人はまずいません(笑)。
いや本当に、天候が不順な時はさっさと帰っておとなしくしているのが一番です。
あるいはしっかり練習してさっと汗を流すなどしてリセット&デトックス。



暑い寒いは当たり前として、湿度、気圧とか風向きや風力などの要素は結構心身に影響を与えると思います。
心も体もバランスが崩れてしまいます。そこでは耐久力よりも調整力が大事かと。

調整力の基は何と言っても呼吸ですね。


17日からすでに「春の土用」に入っております。
土用と云うのは四季それぞれにあり、季節と季節の間の過渡期。
古い季節を殺し、新しい季節を生じる、生殺二道の大いなる「土気」の気節です。
春夏秋冬のそれぞれにあり、もっとも有名なのは「夏の土用」。

土用の最中と前後の期間は何だかんだで心身が乱れますね。自分もそうですが、周りもそうです。
自分はどうにかなっても周りがどうにもなりません。
何事につけ大人しくしておくことが吉かと思います。


さて、今週の練習では搬攔捶(はんらんすい)でした。
型の中にも何度も出てくる重要な型なので初心者の人たちも一緒にやりました。

ストレートパンチにならぬよう「拳を置くこと」を大事にしながら繰り返し繰り返しやっていきます。

もちろん左手も大事なのですがこれがなかなか難しい。教えるのも実は難しい。
中級者でもここの感覚がわからないと左手がクチャクチャになってしまうのです。
威力はともかく、意外に形を綺麗に決めるのが難しいのが搬攔捶。

師範のナイスな指導で初心者でもあっさりと形になってしまったのは驚きでした。



その傍らで、姉弟子が楽しそうに「コレでこーやったらええやんっ!」と技をかけてきます。
それを本気でやられたらこちらが死んでしまいます(苦笑)。


まだ少し時間があったのでその後は二手に分かれ、初級チームは搬攔捶をやりながらちょっとだけ形を進みました。



着実な歩みこそがうちの教室の特長です。