トップ画像

トップ画像
中央式太極拳は南京中央国術館副館長【陳冸嶺老師】により編纂された南京中央国術館正宗太極拳
を起源とする、古式総合太極拳です。
気の武術の奥義は、これ即ち 健康長寿の奥義。
今日、太極拳の医学的健康効果は多くの医学論文で実証されてます。
先ずは気を感じる事から始め、自身の免疫力、自然治癒力を高めましょう。

2015年11月26日木曜日

いかにリラックスするか? 太極拳の目的

太極拳の最大の目的のひとつ。

いついかなる時でも「リラックス」しているか?

「できるか?」ではなくて、「しているか?」 。



肝要なのは、心も体もリラックス。
とっさの時に声も出ないくらい心も体も固まっていては何もできないままで終わってしまいます。
また、常に緊張状態や不安にさらされ続けていれば心も体も壊れてしまいます。




太極拳では、身体の力を抜けは抜くほど「力強さ」が現れてきます。








たとえば水墨画や書道の筆も、軽く持ちながらであっても「力強さ」を表現できます。




必要最小限の力だけで十分なのです。

身体の力を抜いてムチのようにしなやかに動かせば最大の力を生み出すことができるのです。
力を抜くということは、必要な時に最大の力を出すための準備です。
それが武術の極意でもあり、心身の健康のコツでもあります。





毎週の太極拳教室の時だけリラックス!・・・というのもちょっともったいない気がしますので、それを日常でも生かせるように日々の功夫を積んでいただくのが中央式太極拳の方針です。



そして、太極拳は対自意識とともに対他意識も併せ持ちます。それは武術であることを考えれば当然のことです。ここはヨガとは大きく違うところだと思います。



対他意識の中にあって対自意識を芽生えさせることで(ある意味において自信・真我・内在etc)、社会生活におけるリラックスの一助になるでしょう。


2015年11月17日火曜日

カンフーレディ リニューアル

「カンフーレディ」といえば「ひらけ!ポンキッキ」であり、松田隆智である。

そういうふうに考えていた時代がありました。


昨年の事ですが、あの「カンフーレディ」がカバーされたみたいですね。



「カンフーレディ」 水曜日のカンパネラ



「水曜日のカンパネラ」というアーティストが歌っています。


ただ、これよりも

「桃太郎」




♪じいちゃんマウンテン芝カット
ばあちゃんリバーでウォッシュ
ハッ!


♪きびだーん きびきびだーん
おにたーいじ おにおにたいーじ


懐かしいネタが山盛りなのでついつい引き込まれてしまいますね。

2015年11月15日日曜日

「冬」になりました

 太極拳をやって、ほんの少しだけ上手くなったことがあります。

それは手から落としたものをキャッチできる成功率が僅かながらに上がったことです。


上手くいった時の感覚としては、やはり肌の感覚と云いましょうか、物と肌が繋がっているような感じが継続している状態で、それを手繰り寄せるようにできた時にキャッチ成功です。あきらかに反射神経や視覚ではありません。

コツは「慌てないこと」というのが最近わかりました(笑)。
それでもついつい慌ててしまうのはまだまだということですね。
そして、いちいち驚かない。

心が荒れるから「慌てる」。まさに明鏡止水の境地こそ太極拳のめざすところです。




 8日の「立冬」を過ぎて名実ともに「冬」になりました。
寒さはありますが、温度差は減少するので逆に気候は安定してきます。




とはいっても、冬場に体調不良を感じる人も少なくありません。
「冷え症」なんてのもその最たるものだと思います。
外気温の低下もありますが、(夏場の)エアコンや環境・食べ物、また精神的なストレスによる自律神経のバランスの乱れ・・・などが原因として考えられます。


冷え症で悩んでいる方の多くは、事務職などで座りっぱなし、または立ちっぱなしなど、ふくらはぎの筋肉をきちんとつかえていないケースが多いと云われています。

ふくらはぎの筋肉が使えていないと血液の循環も悪くなります。身体の上の方に戻ってくる量が減りますので、冷えがどんどん進行するのです。


さて、「冷え症」と云うのは身体が温まりにくく冷えている状態です。





※画像と内容は関係ありません


「万病のもと」と言われているのはご存じのとおり。
肌荒れ・生理不順・腹痛・体のだるさなどはいうまでもなく、寝つきが悪くなったり、体がだるく重い、寝起きが悪いなど様々な身体的症状に繋がります。



そこで、解決方法のひとつに「太極拳」があります。

基本姿勢によってふくらはぎはもちろん、深い呼吸によって身体の深部の筋肉まで目覚めさせるので、身体が温まりやすく、冷えてもリカバリーしやすい状態になります。

太極拳ならでは・・・のことのひとつに、「陰と陽」「硬と軟」の使い分けがありますね。

身体の表側を硬く、裏側を柔らかく。そしてその逆。今度は内と外。・・・というように「陰と陽」を使い分けます。基本的には呼吸や筋ですが、なによりもイメージ力を駆使する必要がありますね。




陰と陽の二極を設けることで、身体の「気」の循環が起きやすくなります。



最初は思うようにできないかもしれません。
でも、それでいいのです。

できないことに囚われず、できることに執着しない。
心身の健康においても武術(身体操作)においても重要なことです。




2015年11月4日水曜日

第三回 中央式太極拳演武大会 

2015年10月18日に開催された第三回中央式太極拳演武大会。




※見えないように壁に張り付けた管理用タイムテーブルなど



この日は伊勢に次ぐ社格である京都・上賀茂神社で正遷宮(10/15)に伴う「遷宮奉祝」の神事や行事があるおめでたい日でした。


当会の演武大会も三回目を迎え、ようやく演武大会として体裁が成り立ってきたように思います。大会前にデッサン会を開くなど新しい試みもあり、おかげさまをもちまして、様々な可能性を模索することができるようになりました。


画像は、音響とは名ばかりの「CDを入れ替える簡単なお仕事」の合間にこそっと撮影したものばかりです。




さて、演目は「団体の部」と「個人の部」の大きく二つに分かれます。


「団体の部」では各教室の老若男女の太極拳演武が披露されます。

さすがに10分以上は観客も飽きてくるので(笑)、だいたいが5分前後ですね。

当初は先生の(ガイドの)声が入った曲のみでしたが、いろんな音楽を使用するようになってきました。


「集団演武」は他の武術にはない太極拳の特徴のひとつであります。
ひとつの空間、ひとつの時間を共有できることが大きなメリットですね。



「個人の部」は主に各教室の師範・講師陣によります自由演武です。
テーマは各自が独自に選び、披露します。


第一番手は水墨画家・李鴻儒。

李老師による「水墨画の表演」です。その場で大きな紙に即興で描き上げるのですが、あまりにもスラスラと描き出される様は一見の価値あり。



もっとも、私は音響なので位置的にほとんど見ておりません(苦笑)。

今回のテーマは「登龍門」でした。



お次の二番手は、第二回目演武会から始まった「フラダンス」。
京都の女性講師がやるのですが、最初は「エライもんをブッこんできたな・・・!」と思っておりました。しかし、実際に目の当たりにするとそう悪いものではありません。ただ、太極拳よりも楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか(笑)。
 

三番手は李老師の「龍形八卦連環掌」。
ややスローテンポの「将軍令」 のBGMがお決まりになっています。

八卦掌はその動きや見た目の美しさから武術に造詣が深くない方でも十分に「鑑賞」していただける武術です。双龍が絡み合う如く、螺旋運動の妙ですね。
もちろん、何気ない動きに必殺の威力を秘めていることはいうまでもありあません。




四番手は「五郎棍」。
A師範の演武です。
実は、特製の重い棍を使っていることに何人の人が気付いたでしょうか?

「重きを軽く、軽きを重く」使える身体操作の見本ですね。


五番手は「純陽剣」。K姉弟子の十八番。
チャイナドレスで舞う剣舞は見事としか言いようがありません。


六番手は「形意拳・鶏形八式」。
今回はなんと師範二人によるコラボ。お二人ともパワー系なので、まさに風神・雷神のごとく豪壮でしたね。

七番手は「形意剣」。こちらも同じく浅野師範と女性講師のコラボ。

女性講師の実際のお年を聞けば驚くくらいの剣の技前でした。


八番手は「二十四枴」。
「二十四枴」とは、剣や棍などの武器術の要素をまとめた短棒術でもあり、護身術でもあります。
杖やステッキ、カサなどを使うことを想定しています。



初めての女性の武器術団体演武。
ようやく新しい一歩を踏み出した彼女たちの躍進が期待できます。



九番手は「太極剣」。私です。そして、初めての披露です。
こういう機会が無いとなかなか覚えないですからね。
これでほぼすべての型を網羅したはず・・・!




※この2枚はipadによる李老師の撮影です。
また、衣装の一部と帽子は会員さんのお手製です。



10番手は「試し割」。案としては第一回目からありましたが、これも初になります。
ふだん何気なくやっているあの技この技の威力を知る良い機会です。


11番手は「太極拳の使い方 例示」。
A師範とK姉弟子のコンビプレイで、これは第一回目からの定番です。

受け身を取り続けたA師範が逃がしきれない衝撃の為に朦朧としてしまったようで、つい「無想の一撃」が放たれてしまいましたが、今回は「肉を斬らせて骨を断つ」通り、軽く食らいながらもしっかりと必殺の蹴りを放ったK姉弟子に拍手。


12番手は再び李老師の「形意五行連環拳」。形意拳・基本の型のひとつでもあり、講師陣が括目して観ておりました。大トリを飾る李老師もノッてきたのか、床が抜けそうなくらい全身を駆使しておりました。

かつて王樹金老師の名代として演武を披露した経験もある李老師の見事な演武でした。





興が乗ってきた李老師が写真撮影の順番を繰り上げてしまい、閉会がゴタゴタしてしまうハプニングもありましたが、無事に終了いたしました。



ではまた第四回演武会でお会いしましょう。