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題字 李鴻儒

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太極とは 未だ天地分れざる前、元気、混じて一と為るをいう。

太極拳教室 TAICHI-LESSON

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中央式太極拳では、太極拳と気功養生法を中心に形意拳や八卦掌も弊習します。

一人ひとりの個性・体質を重視する伝統的な教授法に、現代のライフスタイルに合わせた太極拳健康法を学んでみませんか


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The Central style Tai Chi method at NAMBA crass room.The tai chi chuan & Qigong descended from GrandMaster Wang Shu Jin.

2015年1月23日金曜日

大陸系と台湾系の太極拳

さぁ、春から太極拳でもやってみるか・・・!


 いざ太極拳でもやってみようかと思っても、世の中にはたくさん「太極拳」があります。最近では「タイチ」なんてオシャレなところもありますね。24式、〇×太極拳だけでなく、陳・孫・楊などの五大流派といわれる太極拳でも、〇×◇派陳式太極拳とかあり、とにもかくにも迷うばかりです。


 分け方のひとつとしてですが、大陸系と台湾系という区分があります。大陸系というのは文字通り、中国本土であり「中華人民共和国」および大陸出身者由来の流儀のことを指します。台湾系と云うのは「台湾政府」および台湾出身者由来の流儀のことを指します。





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 第二次世界大戦後に、国民党政府(中華民国)を台湾に追い出して成立した「中華人民共和国」が諸流派を元に、新たに「制定拳簡化24式」を制定しました。それは「体育」を主眼としたもので、「体育は民族的、科学的、大衆的でなければならない」というコンセプトのもと、楊式太極拳の李天驥老師を制定委員会の長にして簡化套路を発表しました。時間を5分に納めたのは、職場の休憩時間にできるようにとの配慮ということです。「太極拳」は社会主義生産に寄与する保健体育として機能するように改変されたといえるでしょう。


その後、日中国交正常化(1972)に伴い、日本にも伝えられるようになりました。有名な楊名時太極拳協会、日本武術太極拳連盟などはそれにともなって設立された団体です。





王樹金老師像 

一方、第二次大戦後に台湾に逃げ延びた蒋介石と国民党政府。多くの伝統文化や文物とともに武術家たちも台湾に渡ってきました。台湾では「文化大革命」や政府の影響もなく、武術は中国文化のひとつとして保存され、磨かれていきました。日中国交正常化に先駆けて、日本に公式に太極拳が伝えられたのは台湾系です(1959)。ただし気功・健康法ではなく「中国武術」としてもたらされました。その時に文化特使として来日したのが王樹金老師。当流儀の始祖でもあります。もちろん、台湾にもさまざまな太極拳、中国武術があり、それらも日本に伝わったり、あるいは習得のために渡台される人も多いです。正宗太極拳や双辺太極拳などは台湾系です。


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 さて、どちらが良いか?ということになります。
前者の方が套路(型)はしっかりと制定されていることが多く、普及用套路や競技用套路があるといったように目的に応じて学びやすいと思います。また、規定といって、脚や腕の角度などもしっかり決められていることもあり(特に競技)、わかりやすい目安があります。年々、さまざまな情報や新しい技術なども取り入れられ、国際的にも広く知られているようです。最近、あちこちで話題になっている武術太極拳・山本千尋選手の流儀は大陸系です。2020年のオリンピック候補競技にもなっております。




 後者の台湾系ですが、良く言うと「伝統」感があります。悪く言うと、人によっては古臭い印象を受けられるかと思います。套路においても普及用・競技用などの区別もありません。武術性が強いと云えば強いですが、それですぐにでも強くなれるか?というと疑問符がつきます。しかしながら、武術の「コンセプト」は色濃く残っており、「逃走」「危機感知・回避」などの感覚は自然に習得していくでしょう。


型や用法、呼吸など、どうしても曖昧な部分・意味不明が目立ちますが、型の正確さよりも流儀の「理合」に適うことや「感覚」を重要視しているところが多いでしょう。それだけに追求・開発していく楽しみはあります。じっくりと細く長く続けていくのには向いています。また、マイナーなのでちょっとだけ人とは違うことをしてみたいな、と思う人にも合ってます。




 




 当流儀は先述しましたように台湾系です。王樹金老師の流れを受け継ぐ李鴻儒老師は太極拳のみならず、水墨画家であり、また台湾の風水易の教授でもあります。そのコンセプトを汲んだ李老師の中央式太極拳は、派手さこそありませんが他にはない独自の風格を重ねていると思っております。


そして、「競技」ではないので勝ち負けとかそういうことにはこだわりません。できるからエライとかできないからエラクナイとか、そういう事は一切ありません。目先の小さいことに囚われず、同じ会員同士、情報や技術のシェアをして、共に心身の健康と上達を目指す姿勢です。